2021.01/14 考える(2)
問題なりテーマなり、考えなければいけないオブジェクトが明確になったら、次にどのような考え方をしたらよいのか。
これはドラッカーが指摘しているように、自分の責任で設定した問題やテーマが、まず正しいか、ということをよく考えるのだ。
正しいか、正しくないかは、〇×のテストで訓練されてきたので、上手な人がいる。まさにそのような方法でも構わないから、オブジェクトが正しいかどうかをよく検討することが「考える」ということである。
このとき、鉛筆やサイコロを転がしていては考える事にならない。あくまでも設定した問題やテーマが、いろいろな視点から眺めてみて正しいかどうかを「考える」のだ。
このプロセスで新たな問題やテーマさらには問題解決のアイデアなどが見えてきたりすることもある。ゆえに、最初に「正しい問題か」と考える事は重要である。
ドラッカーは「正しい問題を考え出せば、それで80%問題解決できたことになる」とさえ言っている。
カテゴリー : 一般
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