2021.03/15 「音」学(2)
440Hzの2倍の周波数は、880Hzである。これは1オクターブ高いラ(完全8度)の振動数になる。
1.2倍の周波数は528Hzでこれは、ド(C:A音とは短3度の位置関係)である。
1.5倍の周波数は660Hzであり、ミ(E:A音とは完全5度の位置関係)だ。ラドミは、一つの和音として小学校で習う。
この時、ドに#をつけると550Hzの周波数となり、A音との位置関係は長3度の関係になる。
ラドミの和音と、ラ(#ド)ミの和音では、少し響きが異なる印象となる。音楽を聴いたときに音の印象が異なるのは、このような和音の響き方に原因があるのだが、ドに#がついてもつかなくても、あるいは印象の違いがあっても、和音として不協和ではない。
この3音について、ラとドの振動数の比は5:6であり、ラとミの関係は2:3でそれぞれ整数比になっている。
実はドレミファソラシドの各音の周波数が、簡単な整数比となる組み合わせは、不協和とならず、協和な和音となる。
もし小学校の時にこのように音楽を学んでいたなら、もう少し音楽を好きになっていたかもしれない。義務教育でわかりにくかった授業は音楽であり、とりあえず丸暗記する以外に学ぶ方法は無かった。
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