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2021.03/19 科学と音楽

メジャースケール”ドレミファソラシド”という音の並びには、決まった周波数があり、純正律ができている話を以前書いた。

 

しかし、実際の音程は純正律から少しずれた平均律となっている、という。凡人にはその違いが判らないが、何割かの音楽の才能のある人には、平均律と異なり気持ち悪く感じるようだ。

 

ヨハン・セバスチャン・バッハ(大バッハ、以下バッハ)もその一人で、ピアノの調律の基準を作った人だそうだ。ちなみにピアノは平均律でチューニングされている。

 

この平均律のピアノで作曲されたのが平均律クラヴィーア曲集でピアノの旧約聖書とも言われている。また、バッハは五線譜も使用していたので、ほぼこの時代に西洋音楽の形式知が生まれたのかもしれない。

 

これは驚くべきことで、科学の誕生には諸説あるが、大体が18-19世紀ころである。科学の歴史について言及しているマッハ力学史では、ニュートンの業績は科学的ではない、と科学のカテゴリーにニュートンを入れていない。

 

このニュートンと同じ時代をバッハは生きており、科学が生まれる直前の時代だったことを思う時に、科学と芸術に人類の歴史の面白さを感じる。

 

義務教育で習う音楽は、西洋音楽であるが、当方の経験では誤った形式知を学校で習っている。おそらく音楽という科目では科学と異なり形式知の存在を教師が不勉強なためだろう。

 

もし正しい形式知を学んでいたら、カラオケで歌うのが恥ずかしい、という人はいなくなると思う。カラオケは適当に楽しめばよくて、オリジナルの歌手と同じである必要はないのだ。

 

科学の時代において、音程が平均律から純正律にずれたところでおかしくないのだ。カラオケで配慮しなければいけないのはコロナの感染である。

 

最近、昼カラオケでクラスターが頻繁に発生しているという。在宅勤務の普及が原因ではなく、みなリタイアした老人だ。

 

コロナに感染すると血栓を生じやすく命を縮める可能性が高いことが科学的にわかってきた。また、歌を歌う行為でウィルスをまき散らすことも分かってきた。

 

科学によるシミュレーション結果もある。昼カラオケでクラスターが発生するのは、科学と音楽の結びつき?

カテゴリー : 一般

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