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2021.04/07 ペンタックスK3Ⅲ

ようやく発売日等が決まったようだ。詳細は、リコーのサイトを見ていただきたいが、売れるだろうか、という期待がある。だろうか、と書いて期待というのも奇妙かもしれないが、単なる1ファンであり特別にCM料など頂いているわけではないので、売れてほしいとも書きにくい。

カメラ市場全体が縮小傾向で、さらにミラーレスカメラにトレンドが流れているところへ、あえて昔ながらの一眼レフの投入である。しかもニコンやキャノンのフラッグシップを凌ぐスペックである。値段もAPS-Cで28万円というとんでもない価格である。

この価格ならミラーレスフルサイズ一眼が買える。ニコンZ7の新古品も買えるかもしれない。だから、このカメラを購入する人は、かなりのペンタックスファンと断定できるだろう。

ただし、もしこのカメラが万が一にもヒットしたならば、BtoCビジネスを展開しているメーカーはヒットの原因を解析すべきだと思う。表向きのヒットする要素が不明の商品だからである。

細かいところをリコーのサイトで調べてみると、この商品の凄さとこの商品を作り出した技術者の思いを理解できるのだが、それが購入動機につながるのか当方には分からない。それゆえ、このカメラがヒットした時にヒット原因を丁寧に解析すべきだと書いている。

この商品は高くて、さらに今の一眼カメラの潮流から外れたオーバースペックの商品なので売れなかったなら、その理由は明確である。しかし、この商品がヒットしたなら、もしかしたらカメラ業界にイノベーションが起きるかもしれない、と思わせる凄味がある。

ただし、この凄味は写真マニアしか理解できないだろう。製品開発においてマーケティングが重視される時代に、常識的なマーケティング情報とは異なる面白い商品が発売された。ヒットするのか期待したい。

カテゴリー : 一般

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