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2021.04/12 ギター

ギターという楽器は面白い。昨日のクラシックとジャズの差異以上にフュージョンである。ただし、ここでもクラシックギターの存在は、化石のようなクラシック音楽の側面を色濃く見せる。

そもそも、クラシックの演奏で使われる楽器は、昔から形が変化していない。チェンバロから生まれた、とされるピアノにはグランドピアノやアップライトピアノという違いがあるが、これは、狭い部屋に置くために進化した結果と思われる。鍵盤の並び方や鍵盤の数に違いはない。

ギターもクラシックギターと言えば、瓢箪のような形をした胴にナイロン弦が張られ、幅広の指板がついた形だ。これがジャズになると、様々な形のギターが使われている。フレット数もクラシックギターより多かったりする。

音も電気仕掛けの音色が多い。ジャズで使用されるエレキギターには大別するとソリッドギターとフォロウギターがあり、後者の方がジャズ感が強いなどと言われたりするが、どのような形のギターでもよいのがジャズである。

ギターをみるだけでもクラシックとジャズの違いを感じることができる。クラシックは形式を重視し、ジャズは自由である。クラシックの楽器もジャズで使われたりするが、その弾き方もクラシックで使われない方法で演奏されたりする。

例えば、マイルスデイビスのトランペットをクラシックのトランペット奏者が聴いたら大笑いするかもしれない。ギターも同様で、ギターの構造だけでなくクラシックのギター奏法には無い奏法がジャズでは開発されている。

カテゴリー : 一般

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