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2021.04/13 ギターの弾き方

ギターの弾き方に関する教則本にもクラシックとジャズの違いがある。クラシックギターであればカルカッシギター教則本がバイブルのように存在し、指板の押さえ方に一定のルールがある。

これがジャズになると面白い。そのようなルールブックは存在せず、同じメロディーを弾いても演奏者により運指方法はさまざまである。これがまた、ジャズギターを初心者が学ぼうとしたときに難しさにつながっている。

クラシックでは、カルカッシのギター教則本に書かれた運指方法を徹底的に練習し覚えることが求められる。しかし、ジャズではアドリブの素になるコードをいかに効率よく指板上に展開できるのかが重要である。

しかし、それでも一応効率の良い方法があるようで、ジャズの教則本を見ると、大体同じような運指方法が書かれている。面白いのはジョーパスの「ギターメソッド」には、他のギター教則本と異なる独特の運指方法が書かれている。

彼の方法はCAGEDシステムと呼ばれており、彼のアドリブの世界観がそこに現れている。矢堀氏の教則本はさらに割り切って、運指方法など無く、いきなりコードからはじまる。布川氏から指導を受けた、と言われる矢堀氏だが、教則本の書き方が全く違うところがジャズである。

ギターを学ぼうとしたときに、このように教則本からその選択が難しい。クラシックギターを弾くならばカルカッシ一択であるが、その他の音楽では、まず教則本や指導者選びが大変である。悩んだあげく独学となる。

カテゴリー : 一般

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