2021.05/22 オリンピックの開催
オリンピックの開催反対意見が過半数を占めているようだ。現在の感染状況であれば確かに開催反対意見が多いのは納得できる。しかし、オリンピックはまだ2か月先である。
感染状況が今後現在よりも悪化するかどうかは、国民の行動変容にかかっているわけであるが、前回書いたように感染状況をコントロールできず、オリンピックも開催できない、ということの意味を考える必要がある。
現在の感染状況でもとりあえず大相撲やプロ野球は開催できており、さらに先日体操のNHK杯も何とか成功している。最も感染者は2週間経過しないとわからないのでNHK杯にしても成功したかどうかは現在判断できないが、当方は、緊急事態宣言下ではワクチンを接種してもオリンピック観戦その他は自粛する。
当方は、6月末の状況を見てから開催の判断をしても遅くないと考えているが、問題は7月4日に都議選があることだ。この都議選でオリンピック開催が政治の道具になる可能性がある。
恐らく、共産党はじめ野党はオリンピック反対を叫ぶに違いない。問題は都民ファーストである。この政治グループがオリンピック反対を政策に掲げたときに、どうなるか。豊洲問題を思い出した。
豊洲問題は、あれだけ騒いで大したものは何も出てこなかった、と言うのが真相である。何もなかったことが明らかになっただけでも収穫と言えば収穫だが、オリンピック開催是非の問題は豊洲問題ほど単純ではない。
オリンピック中止の判断は、恐らく開会式前日でも大丈夫ではないか。ここまでくれば、いつ中止しても費用の問題は大差ないはずである。それよりもどのような大会にするのかが大きな問題だと思う。コロナ禍で開催するのである。
むしろそこを今から十分議論する必要がある。開会式も簡単に済ませて、徹底して感染0を目指した運営に徹した大会こそ開かれるべきである。
カテゴリー : 一般
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