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2021.07/16 環境問題と脱プラスチック(2)

今日本では不倫が社会現象として取り上げられ、何となく50年ほど前のアメリカ映画に描かれた退廃さがあり、意外にも脱プラスチック社会を受け入れるかもしれない。多少の不便があっても緩んだ精神のインモラルな社会では,日常がどうでもよく感じるものである。

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しかし、プラスチックに置き換わることでその材料特性を前提として技術革新が進んだ分野では、脱プラスチック時代に戻れない。プラスチックに代わる新素材開発をすべき、と主張される方は、単純ではあるが難しい「軽量化」という技術革新のアイデアを出してほしい。このような簡単な問題でさえも脱プラスチックのコンセプトは行き詰まるのである。

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環境問題において脱プラスチック=プラスチックを使わないこと、と考えてしまうと、問題解決が難しくなる。NHKスペシャルでは、包装容器を使わない昔の計り売りと同様の風景(外国の風景)を紹介して脱プラスチックのお手本としていたが、これは問題解決を難しくする提案である。

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醤油や味噌は、「いだてん」でも出てきたが前回の東京オリンピックの時でも一部計り売りが残っていた。岡崎に行けば、今でも計り売りで味噌を売っている風景を見ることができる。ゆえに海外の計り売りよりも八丁味噌の計り売りをNスペで取り上げるべきだった。

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この八丁味噌の計り売りは、脱プラスチックのために行われているわけではないのだ。得体のしれない店頭に並んだ八丁味噌ではなく、正真正銘の岡崎産出来立ての八丁味噌というプレミアをつけるための計り売りである。

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環境問題の解決を迅速に進めるためには、それが付加価値を生み新たな事業のチャンスとなる事例をどんどんTVは紹介すべきである。「脱プラスチック=プラスチックを使わないこと」という誤ったメッセージを大手メディアは発信しないでいただきたい。

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プラスチックすなわち高分子材料は、金属やセラミックスと並ぶ人類の技術を支える基本素材である。この材料の存在を認めたうえで環境問題を考えなければ、その解決は難しい。例えば鼻にストローのウミガメを救うには同じ高分子材料のカテゴリーとなる紙製のストローとすればよいのだ。

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