2021.07/29 弁当の大量廃棄
開催中の東京オリンピックではお弁当が大量に廃棄されているという。それに対して組織委員会は無観客開催になったために減ったボランティアの人数調整ができていないことを認めて昨日謝罪した。
そのうえで適切な発注で廃棄物を減らすよう心がけるとしか今の時点で応えようがない、とのこと。環境問題は2015年で大きく様変わりし、SDGsが共通認識となった時代に信じられない回答である。
もっともこの回答は、時代錯誤もはなはだしい無知を露見したものであることは明らかであるが、これまでの記者会見で共通した責任感の無さもセットで存在している。組織委員会会長や事務総長は今回の大量食品ロスの問題放置で即刻辞任すべきだろう。
そのくらいの問題である。国会議員もSDGsを理解されているのだったら、すぐに組織委員会に引導を渡すべきではないか。会長や事務総長はサラリーマンでいえば一流企業の役員クラスの給与が支払われているのである。しかもそのお金は税金からでている。
このお弁当の大量廃棄問題について、地球環境の視点から国民はもっと怒っても良い。記者会見の答弁中に廃棄されたお弁当のゴミをスポークスマンの頭からかけるぐらいの事件が起きても良いような状況だ。
今回の東京オリンピックでは環境問題に配慮していると宣言しているので、各会場でゼロエミッションが守られているべきであるが、おそらく組織委員会の幹部は、ゼロエミッションの意味など理解されていないと思われるから無駄かもしれない。
しかしこれまでの廃棄弁当代だけでも云千万円、と聞いたらどう応えるか?人数なら毎日4千人分と少なく聞こえるが。オリンピック反対を叫び、選手に誹謗中傷をSNSで繰り返されている方は、もっと深刻な状況をよく見てほしい。
廃棄された金額を計算すれば、日本国民全員で弁当代返せ、と叫んでも良いような額である。おそらくこの金額がゴミに見えるほどもっと多額の金額が無駄に使われているのかもしれない。開催前に鉄道で不審死されたJOCの経理担当者の真相は闇の中であるが。
(注)ニュースの値が平均値ならば金額にして昨日まで4000x5x1000=20000000円分廃棄されたことになる。おそらく発注量を減らすことは難しいと思われるが、それを実行すると言っている。組織委員会の会計監査をどなたがやられるのか知らないが、週刊誌は是非スクープしていただきたい。オリンピック開催直前の経理担当の事故死の原因がわかるかもしれない。
カテゴリー : 一般
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