2021.08/02 企業で活躍できる博士
コロナ禍となって年寄りは蟄居を強いられることになった。1年以上前にはその正体が見えないゆえに単なる風邪ではない、と直感的に判断し家に引きこもった。
高校時代の友人の何人かがそのように判断したが、かわいそうなのは医者だった友人である。引きこもりたくても引きこもれない。かわいそうだが、こちらは引きこもったまま激励するしかないと、たわいもないメール交換が始まった。
若い時ならば心ときめく異性でなければメール交換は長続きしないが、年を重ねてくるとその内容には異性と異なる色気と味わいが出てくる。
初恋により人は己に気がつく、という名言に若い時にはうなずいたが、年をとっても本音で語り合うと気づきはある。初恋のメールとの違いは、気づきにより人生の反省ができることである。
反省はサルでもできる、などという突っ込みもあるが、年寄りの反省は心に刺さったとげのようなものを抜く作用もあり、サルの反省とは次元が異なる。もうエサなどいらないのだ。エサよりも安らぎである。
ワイドショーでは怪しい医者が、コロナウィルスは単なる風邪の一種であり、正しく恐れましょう、などといい加減な発言をしていたが、友人の医者は、甘く見ると死ぬので隠居蟄居が重要だといっていた。
最初はいい加減な発言をする医者が多くいたので、有名なコメディアンなど芸能人の死亡報告がニュースになった。世界的なパンディミックの状況からワイドショーも方針変換し、いい加減な医者ではなく感染学の専門家を登場させるようになり、最近は死亡報告よりも感染者がニュースの中心になった。
おそらく内閣のサポートをしている医学系の専門家は怪しい医者ばかりだったのだろう。GOTOなどのような間違った政策を連発し、最近になってようやくコロナウィルスが単なる風邪ではないことに気がつき始めたようだ。
さて、このようなどうでもよい話を話題にメール交換しあっていたら、一人の友人から、企業でも通用する博士を教育するにはどうしたらよいかと大学の先生に相談されて、それでは今までの博士課程出身者は企業でくずだったのか、と答えた笑い話が飛び出した。
友人は某通信会社の役員まで務めた工学博士であり、立派に企業で通用しているのだ。自らの体験に基づく笑い話だが、もしかしたらこのような悩みは多いのかもしれないと考えた。
そのような相談をされた先生あるいは同様の悩みを抱えられている先生は、弊社にご相談していただければもう少し丁寧な解答をご教示いたします。
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