2021.08/25 インドの感染者数が激減
Δ株の発祥地、インドの感染者数が激減しているという。集団免疫を獲得したためらしい。ニュースによるとインド人の70%から抗体が検出されたという。
これをめでたしめでたしのハッピーエンドの事例と見てよいのだろうか。今年の5月に感染者数のピークを迎えたインドは、最近その数が激減してきた。おそらくこのまま収束するのかもしれないが、ワクチン接種を2回した人は1割に満たないという。
人口13億人のインドで9億人が集団免疫を得た結果、コロナ騒動は収束に向かっているようだが、そのために推計340万から490万人の人が、コロナ感染で亡くなったという。
1%の死者を覚悟すればウィルス禍をやり過ごすことができる、という事例と捉えてはいけない。スペイン風邪はおそらくインド同様の収束の仕方をしたのだろうけれど、正しくは死者を如何にして少なく収束させるのかを考えなければいけない。
科学的にわかっている手段はワクチン接種である。若い人の中には副反応を恐れてワクチン接種をしない人が多いと聞く。しかし、人口の65%以上が抗体を持たないとコロナ禍は収束しないのだ。健康に自信のあるかたは是非ワクチンを接種してほしい。
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