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2021.10/10 体系(システム)

ドラッカーは、頭の良い人は、しばしば間違った問題を正しく解いて成果を出せない問題を指摘していた。そして頭の良さは、体系的な仕事を通してその良さが発揮される、と頭の良い人の問題を指摘していた。

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QMSを導入している会社は多いと思われるが、これは頭の良い人が世の中に増えすぎたために、会社内の仕事を体系的にできるようにしたものである。これは皮肉ではなく、知的労働者のためには体系的なマニュアルこそが、誤った成果を出さないために必要、と言っているようにも思われる。

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ところが困ったことに、日々の問題一つ一つに体系的なマニュアルを誰かが書いてくれるわけではないのだ。だから間違った問題を解くような問題を防ぐために問題解決法を身に着けている必要がある。

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残念ながらこれを学校では教えてくれない。最初に述べたような誤った問題の正しい答えを導かないためにも、体系的な問題解決法が必要となるが、科学的に体系的な問題解決法ならば小学校から習っている。

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弊社では学校では教えていない、問題解決法を指導している。そしてそれはある程度の体系は整理されているが、体系にできない部分も存在する。どこか音楽や美術に似ている。

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音楽や美術などの芸術にもある程度の体系が存在するので、音楽大学や芸術大学が存在する。写真撮影でも同様である。カメラの機能は写真撮影の体系が整理されており、あとはレンズを被写体へ向けるだけのカメラも存在するが、それだけでは他人が見てくれるような写真を撮れない。

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加納典明氏は、人に見てもらいたい写真を撮りたいならいやらしい女性の裸の写真を撮ればよい、人類の半分は見てくれる、という迷言を言っていたが、芸術分野は科学のようにすべてを体系化できない。

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加納氏の迷言のように、どうしても感性で説明しなければ伝わらない部分が入ってくる。ちなみに、加納氏の迷言をそのまましか理解できない人は科学にかぶれ過ぎだが、「他人の隠れている興味を刺激して、見たくなるようにさせる写真」という意味である。

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実は技術や会社の仕事も芸術に似ており、どうしてもうまく文字化できず個人の経験や力量に依存する部分が体系以外に残る。そこをどのように伝承するのかは、各企業の風土にも依存するのだろうけれど、どうも日本企業は終身雇用が崩れてきてうまくいっていないところが多いようだ。QMSだけでうまく運営できない、と困っている方は弊社にご相談ください。

カテゴリー : 一般

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