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2021.10/12 正社員受難の時代

ここのところ大手企業の早期退職者募集記事がニュースとなっている。昨日SPA!電子版記事に「正社員9割が負け組に転落、日本の絶望的近未来とは」というタイトルがあった。

内容はバブル崩壊後言われ続けてきたことの総まとめであり、目新しい記事ではない。高卒者の50%以上が大学へ進学する時代であるにもかかわらず、少数の高度な業務をこなせる人材で運営が可能となっている現在の組織では、大卒として入社しても入社後能力が向上しない人材が不要となるのは当たり前である。

当方は55歳となった時に早期退職制度を利用して退職しようとしたら、環境対応樹脂の開発をしなければいけないといわれ2011年3月11日を最終日に設定して、退職を延期した。

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相談されたので、まじめに退職を延期して仕事をやって成果を出してみても退職金が増えるわけでもなく、最終日に準備された最終講演も退職記念パーティーも吹っ飛んで帰宅難民となった。

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会社にしがみついていたわけでもないのにひどい目に会う時代である。かつての時代のように会社にしがみつこうとしても、組織にふるい落とされるのは仕方がないことである。当方は地面が震えてしがみつくつもりが無くても退職した会社に泊まることになった。

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サラリーマンの現実とは退職さえも希望通りとならないことを悟っておれば、勝ち組も負け組もない。退職しても日当も出ず1晩余分に会社に縛り付けられたサラリーマンもいるのだ。

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ふるい落とされる前に自分から会社を辞めるのが今の時代のサラリーマンの理想の姿である。当方はゴム会社で新事業を立ち上げたが、その過程において本部長が交代したとたんにFDを壊されるなどの妨害を受け、写真会社へ転職している。

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この時は、9月30日までゴム会社に出社し、翌日10月1日に写真会社へ出社している。朝新宿駅で中央線を待っていたら、ダイヤが乱れており、特別快速が3台続けてきた。新小平駅に未練があって待っていても現実は迷いさえも許さない。

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そしてゴム会社で構築したセラミックス技術者のキャリアをすべて捨てて、高分子材料技術者として出直した。38歳の時である。この時の経験や今ギターの練習から学んだことを基にサラリーマンへのアドバイスがあるとしたならば、65歳まで勉強の機会がある、と信じて自己研鑽に努力する人生をお勧めしたい。

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65歳としているのは、当方の体験からであり、個人差があるかもしれないが、誤差を考えても60歳までは若い時のように勉強できるだけの力が現代人には備わっている。65歳を過ぎるとかなりの忍耐と向上心が無い限り、学ぶ活力は出てこないように思う。

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当方は、ゴム会社で高純度SiCの事業を住友金属工業とのJVとして立ち上げるまでの6年間、まさに死の谷を一人で歩き続けた経験があり、65歳を過ぎた今、それを思い出しながら音楽を学ぼうと努力している。孔子は40歳が限界だったようだが、栄養状態が良くなった今の時代は60歳(注)すぎても勉強は可能なので、まず弊社にご相談ください。

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(注)亡父は死ぬまで勉強が口癖だった。遺品を整理していたら、死ぬ直前まで勉強していた記録が残っていた。恥ずかしながらこの時人生において学ぶ意味を理解できた。亡父は100歳になってもボケることなく、当方を叱るのが習慣となっていた。亡父の人生観から当方を見たらナマケモノになってしまうが—-

 

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