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2021.10/22 冷却しやすく保冷も可能

世の中には、科学的に矛盾する二つの現象について二律背反と言う言葉があり、それを両立することは不可能と結論されてきた。表題も熱伝導の仕組みをご存知の方であれば、両立するのは二律背反で不可能と一笑に付されるかもしれない。


すなわち、熱伝導性の高い材料は、それゆえ熱が逃げるのも早く、熱しやすく冷めやすいのが科学の常識である。冷却であれば、冷やしやすくすぐに常温にもどる材料となる。


電子伝導では、半導体材料が帯電防止分野や複写機などで実用化されている。この半導体材料は、その導電性領域をうまく制御してやると、帯電しやすく電気を流しやすい材料とすることができる。


絶縁材料は誘電体と呼ばれ帯電しやすいので、電気分野では二律背反を実現する材料が存在する。これは科学的に解明されていないが、いくつかの実験、すなわち当方の経験から、帯電は直流的な現象であり放電は交流的な要素が機能するためと理解している。


帯電しやすく放電しやすい材料はトナーを用いた電子写真システムでは重要な機能であり、科学的に未解明なところがあっても技術が進歩してきた。


しかし、熱については密閉状態にすれば、すなわち内部の気体を外部に出ないようにすれば冷却後の保冷は可能となるので、冷却しやすく保冷もしやすい材料はニーズが高くなく技術開発されていなかった。


加熱機器では、オイル循環装置が加熱しやすく保温機能も持っているので、一応熱現象の二律背反を実現している技術とみなせるが、空調服でこの仕組みを取り入れると宇宙服のようなスタイルとなってしまう。


もっと簡便に熱伝導の二律背反技術を実現できないかと考えて、実験を行い昨日の発明にたどり着いた。この発明により1着3万円前後の空調服を実現可能で、プロトタイプができておりこの技術にご興味のある企業は弊社へ問い合わせていただきたい。

カテゴリー : 一般 電気/電子材料

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