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2022.01/03 宝物の発掘番組

お正月のTV番組は通常の番組編成と異なり、あまり面白いと思われる放送が少ないと諦めていたが、たまたまTVのスイッチを入れたところ、NHKでお宝発掘番組をやっていた。


途中から見たので詳細は不明だが、科学誕生以前にギリシアで星の位置などを計算するコンピューターが存在していたという。沈没船から最近発掘された宝物の一つに不思議な円盤状の道具が見つかって、それがコンピューターだったというびっくりする話だった。


NHKの番組なのでウソではないのだろう。時間があればNHK+でもう一度見ようと思っているが、とにかくその道具の解析をするために専用のX線装置を作って解析したところ、歯車が内部に多数仕組まれており、その歯車の回転で星の位置を計算できるようになっていたそうだ。


昨日二つの発想法について書いたが、科学誕生以前に人類は科学と異なる思考を行っていたはずで、その思考法により、科学的に考えなければできない装置を発明していた事実は重要である。


現代人は、身の回りのものがすべて科学の成果であると誤解している。しかし、身の回りの製品にも技術者の非科学的発想による成果物が存在するのだ。しかし、それを言いにくい世の中なので知られていないだけだと思っている。


話を戻すが、昔ユークリッド幾何学という学問が存在し、高校時代に数学の先生が3か月ほど指導要領には無い数学の授業としてそれを教えてくださった。


ユークリッド幾何学の面白い点として、直感で一本の線に気がつくかどうかで証明ができるかどうかが分かれる。そのために非科学的として指導要領から外されていたのだが、当時の文部省も優秀な人が多かったのだろう。


この指導要領から外れた授業のおかげで、「非科学的」数学の面白さにひかれ、大学入試では一行で解答を完成させた記憶がある。


しかし、ユークリッド幾何学は非科学的とかたずけていてはいけないと思っている。実は直感で気がつく一本の線は、直感でなくても経験を積むと気がつくようになるのだ。詳細は弊社に問い合わせていただきたい。

カテゴリー : 一般

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