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2022.01/06 思考の癖

コロナ禍で友人の刺激を受けてギターを始めたが、音楽の形式知の無さを痛感し、ギターの練習よりも、まず音楽の勉強を一年近く「真剣に」行っている。


ただし、これは今まで真剣に学んでいなかった知識を改めて身につけようとする苦労が如何に大変なのかを学んだようなものである。やはり若い時(人生100年時代の今日においては50歳までに)に勉強を一生懸命するということが大切である、と若い人に伝えたい。


70近くなってから一生懸命知識を身につけようと思って努力すると記憶力が明らかに衰えていることに気づく。それから、集中力が続かないことに気づき自己嫌悪に陥る。3ページほど書かれた事柄を一度に覚えようとしても無理で、翌日に残っている記憶は、最初のページの一行程度である。


それでも我慢して1年かけて薄っぺらな音楽の形式知の本を数冊読み終えてみると、クラシックギターとジャズギターでは練習方法が異なり、カルカッシの教科書に書かれているような拷問と言ってもいい指のストレッチをジャズギターでは求めていないことを知った。


ジャズギターでは、指板にどのようにコードなりスケールを展開できるのか考えながらの運指練習となる。Joe Passの教則本には、ところどころ2種類の運指方法が書かれており、親切にも「押さえやすい方法で行え」とある。


その言葉に出会ったときに、どこか頭の隅に「楽にギターを練習する方法」を考えていたのではないか、と気づく。写真会社へ転職して高分子について東大西先生のご指導を受けているときに、「手っ取り早く知識を身に着ける方法は無いか」と質問したことを思い出した。

カテゴリー : 一般

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