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2022.02/16 海洋汚染

プラスチックによる海洋汚染の深刻さは2015年鼻から血を流していた海亀により世界に知らされた。鼻にストローが刺さっていたためだが、人間の捨てたゴミで生物が傷つく話は、20世紀にもニュースとなっていた。


ただこの海亀が20世紀のそれと異なるのは、続けて太平洋ゴミベルトが報告されたり、ごみを飲み込んだ鯨が浜に打ち上げられたり、と連続してプラごみの話題が報じられるきっかけになる点である。


海洋汚染はプラごみだけでなく、海底火山の爆発などで生じた軽石によっても発生する。軽石が魚のえらにつまり、大量死したニュースは時折報じられる。


プラゴミによる海洋汚染が、自然災害による海洋汚染と比較して深刻なのは、紫外線により熱分解し二酸化炭素を発生する点であるが、意外と知られていない。


地球温暖化阻止のため脱炭素が叫ばれ、様々な対策が進められているが、太平洋ゴミベルトに漂うプラごみについては未だ対策が進まず二酸化炭素を放出している。


二酸化炭素は、動物からも放出されており、牛や羊など反芻胃の動物のげっぷは地球温暖化を考えるときに無視できない量だという。


動物の吐き出す二酸化炭素は、植物の光合成で処理してもらえるように植林を今よりも増やすことで対応するのが自然の仕組みから妥当な解決策と思われるが、太平洋ゴミベルトのゴミは、人類がそれを処理する方法を考えない限り漂い続ける。

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