2022.07/20 世界陸上選手のクラスター
すでにニュースで報じられているが、15人以上の選手関係者が現地で陽性になり、小池選手はじめ多くの出場選手が予選すら参加できない状況になっている。
ここで不思議に思うのは、特別な監視体制で何故このような状況になったのか、という問題である。東京オリンピックを無事開催できて世界陸上は失敗した、という相反する状況には、必ず原因があるはずだ。
不特定多数の感染者ではなく、管理された選手団でクラスターが発生した原因について見つけやすいはずである。犯人探しが目的ではなく、感染対策のヒントを得ることが重要だ。
何故なら、感染ルートと感染日時を特定できる可能性があり、それにより感染力が強いとされるオミクロン株の科学的な感染スピードを明らかにできる。
世界陸上の選手団派遣について税金も使われているので、感染して競技に出場できなかった選手は、せめてこのような場合に情報をすべて公開し貢献すべきである。
ニュースで感染者の急激な増加グラフを見せられて感染力が強い、と言われても、具体的にどれくらい強いのか、納得できないので、ただ逃げ回ることしかできないもどかしさがある。
科学立国日本と言われて久しいが、未だに非科学的データの扱いでごまかしているのが日本の現状である。そろそろ科学偏重の考え方を見直すべきである。技術的視点というものが存在する。
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