2022.08/01 混練技術相談会メンバー募集
ドラッカーは、「教えることは、学ぶことだ」と述べていた。これは名言である。科学の形式知ならば教科書など公開されたものから学ぶことは可能である。
今ならばインターネットで検索エンジンを活用し、教科書が無くても信頼性の高い形式知を集めることが可能である。中には形式知として誤った情報も存在するので注意が必要だが、形式知の場合には、書籍があるので誤りかどうかの判定はできる。
さらに形式知であれば機密情報としての価値は低いものが多いので、容易にアカデミアの先生に懇親会の場で確認できる。最もアカデミアの先生の中には不勉強な先生もおられるので注意が必要だ。
30年以上前に、上司から形式知かどうかアンケートで確認してこい、と言われ、10人ほどの先生に確認したところ、4人の先生が明らかに怪しい説明をされていた。一人の先生は正直に形式知かどうかは知らない、と答えていた。
これ以上は書かないが、形式知の場合には無料で確認したり、容易に集められる時代となったが、経験知や暗黙知になるとそれが難しいことになる。
これはセミナーなどの集まりを見ていても分かる。形式知に関するセミナーでは集客ができなくなってきたが、経験知が多く占める技術セミナーでは未だに人が集まる。
このような状況を踏まえ、会員制により混練技術に限定してWEB相談に応じるサービスを始めようと考えている。年間20万円コースと50万円コースの2つで20万円コースはWEB相談のみである。50万円コースをどうするのかは、まだ検討中である。
大きな問題は、希望される顧客が国内にどれだけいるか、という点である。まだ詳細を準備中でありますが、サービスについて何かご希望があれば問い合わせていただきたい。
例えば機密保持契約をどうするのか、という問題では、統一内容とするのか、それぞれの事情に応じた内容にするのかで弊社の負担が異なってくる。
一日でも早く希望されるお客様にはすぐに対応したいと思っており、今日からでも一部受付を始めますが、当分の間弊社が発行する契約書に限定して対応させていただきます。
このような低価格の企画を考えているのは、当方が学ぶ目的も大きい。混練技術以外に高分子の難燃化技術やブリードアウト、高分子の破壊現象などノウハウがその技術レベルを決めているテーマは多い。とりあえず、多くのテーマの共通基盤技術として混練技術を事例に募集してみる。
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