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2022.09/04 何でもPython(3)

技術では現象から機能を取り出す作業が重要となる。その機能がどのようなものであるのか、技術者はあらかじめ決めておく必要がある。これは田口玄一氏の言葉で表現すると「基本機能の選択は技術者の責任」となる。


技術者がその責任から機能を決めるときに、シミュレーションは役立つ。ただし、どのように現象をモデル化するのか、そして設計されたモデルでどのような実験を行うのかという問題が出てくる。


科学では、このような難しい問題は無い。仮説を設定し、仮説を確認するための実験をただ行えばよいだけだ。だから科学の実験の方が技術で行う実験よりも簡単である。


さらに、実験結果になると科学ではどのような結果が出ようと、貨幣の裏表実験のように判断される。すなわち仮説が真であったか偽であったかどうかである。


これが技術の実験になると最初に制御因子を設計するところから入り、それを統計的に評価しなければならなくなる。そのために誤差因子まで実験に盛り込まなければいけない。


これを誰でもできるようにしたのがタグチメソッドである。タグチメソッドのSN比計算をエクセルで行っている人はPythonでプログラミングするとよい。一度プログラミングしておけばエクセルよりも楽である。


技術では実験をシミュレーションで代用できる時代となった。コンピューターで機能の動作確認ができる人工知能を活用する時代となった。Pythonにはそのようなプログラムを作成するためのモジュールが多数用意されている。Pythonによる株価のシミュレーションは数年前から一般化している


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