2022.09/13 DX時代の技術者
マイクロソフト社のワープロや表計算ソフトを自由自在に使用できるスキルは、今や技術者だけでなく実務を行う知識労働者の常識となった。
当方が社会人になって2年目あたりからワープロが職場に登場し、ワープロ専門の事務職の女性が職場に配属された。ソード社のパソコンではPIPSが走り、それを扱うことができる人は限られた。
当時職場のOA化の速度は緩やかだった。この欄の標題「花王のパソコン革命」で書いたように、当方は研究所のOA委員に選ばれ、上司に命じられて自分でパソコンを自腹で1セット買うことになった。
これは経済的な負担になったが、その後積極的に業務へデータサイエンスを活用したり、プログラミングスキルを磨くために分析装置のデータ解析ソフトウェアーを作成したり、と車一台分の出費を活かす努力を必死で行う原動力になった。
現在の年齢になってもDXに何とかついていけているのは、当時上司に言われて年収の半分近く支払い購入したパソコンのおかげである。当時の投資は無駄ではなかったので、上司に感謝しなければいけないのかもしれないが、今ならば明らかに問題である。
しかし、大学にまだ情報工学科の無い時代に、はったりが書かれたベストセラーのおかげで無理やりコンピュータの世界に飛び込んだため、その後さらに経済的な苦労を重ねることになる。
今の時代では、Pythonが無料で手に入り、お金をかけずに誰でも機械学習のソフトウェアーを自分のパソコンに構築できる環境が整っている。当方から見れば羨ましい時代である。
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パワハラが社会問題とされたので、部下に無理を強いる上司も少なくなった。自由意思でデジタルスキルを身に着けることが可能だ。このチャンスを技術者が活かさないのはもったいない。
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