2022.11/03 MIとTM(1)
現在用いられているAIは、派手なワイヤーアクションでヒットした映画「マトリックス」に描かれたエージェント指向ではなく、オブジェクト指向のプログラムが走り、人間が提供したデータで学習を繰り返している。現在の技術で作られたAIと「マトリックス」に描かれたAIは明らかに異なっている。
ただし、現在のAIに人類を驚嘆させるような知の創出を期待できなくても、機械学習により新材料開発に成功すれば、熟練技術者の技術の伝承が容易となる可能性が生まれる。
そもそも技術者は、現象に潜む各種因子について経験知と暗黙知による独自の重みづけを行いヒューリスティックに結論を導き出す。教師データとして熟練技術者の知見を活用すればMIの研究効率をあげるとともに暗黙知の伝承までできるのではないか。
MIは、これまでの科学の方法とは異なるゆえにその研究手法も含め全体のイメージが難解なものとなっている。
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しかし、データ駆動による機械学習で知を創造しようとする取り組みについて、これまで科学的に実験を行ってきた技術者は、その仮説設定を行わないロジックの可能性に注目すべきだろう。
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