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2023.01/03 仕事を楽しむ方法(2)

「スチャラカ社員」で描かれていた会社の社長は女性だった。ミヤコ蝶々が演じていたので子供の目には社長の風格十分だった。たまにそろばんで部下の頭をどつく、今ならば許されないパワハラが横行していた会社だが、社員は明るかった。


藤田まこと演じる若手二枚目社員と藤純子演じる事務員とのかけあいは、社内恋愛が流行していた時代を反映しているのだろうが、仕事をやらず社内でデート同然のシーンには子供の目にも違和感があって笑えなかった。


この番組から数年後ドラッカーが愛読書となるのだが、スチャラカ社員のイメージが頭に残っており、それがドラッカーの理解を困難にしていた。


ただ、スチャラカ社員を社会のイメージとして持ちながら、ドラッカーを理解しようとした努力は無駄ではなかった。明るく笑って成果を出せるサラリーマンという職業に夢を描けたのである。


難解なドラッカーの著書だったが自己の体験を述べた話は、素直に理解できた。ドラッカー少年の上司はミヤコ蝶々演じる社長のようにおおざっぱで、ポケットの中の掃除ついでにレシートをごみ箱に捨てる様子を見て、彼はその会社で最も重要な自分の仕事を見つけたのだ。


大学を出ていなかった彼の仕事は上司の雑用係だったが、毎朝掃除担当が来る前に出社し、ゴミ箱に上司が誤って捨てたレシートが無いか探すのが日課になった。これは上司に頼まれた仕事でもなく、第三者にはどうでもよいような仕事に見えた。


しかし、月末経理担当が彼の上司と経理事務について長い時間打ち合わせることが無くなったのである。すなわち、彼がゴミ箱に誤って捨てられたレシートを経理担当に届けていたのだ。

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