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2023.01/07 知識労働者の時代変化

高校生の時に父に勧められ、ドラッカー著「断絶の時代」を読んだ。日本で親子の断絶や世代の断絶が流行語となっていた時代である。


そこには知識労働者の時代の到来が書かれていた。詳細はこの本を読んでもらいたいが、DXの進展で新たな断絶を生み出す亀裂が社会に生じた。数年前にデータサイエンスの講座を新設するブームがアカデミアで起きているが、このデータサイエンスに関する知識が常識の時代になった。


すなわち技術者はデータサイエンスを駆使して研究開発を進めることが求められる時代になったのだが、正しくこの知識を教えている大学は少ないと思われる。


当方は、大型コンピューターの時代から多変量解析はじめ統計手法を駆使し、研究開発を進めてきた。周囲からその手法は非科学的と言われながらも、科学的手法と同時に活用することで、統計手法による現象解析で注意すべきノウハウを蓄積できた。


これは膨大な経験知であり、これを問題解決法としてまとめ、セミナーで活用してきた。当方のセミナーを受講された方ならば、その一部に触れているはずである。


40年以上前に非科学的と非難されたように、データサイエンスによるヒューリスティックな解を得た後に科学的な証明が必要になるが、学会発表しないならば、機能の再現確率、ロバスト確認だけで十分である。


アカデミアではマテリアルズインフォマティクスが学問として推進される時代で、科学と非科学の境界が、イムレラカトシュが指摘したように変動し始めたのが今起きている現象である。


今年度弊社はこのデータサイエンスについて体系的なカリキュラムのセミナーを開講したいと思っている。他では得られない知識の体系を提供できるよう尽力しますのでご期待ください。

カテゴリー : 一般

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