2023.01/16 大河ドラマとデータサイエンス
先週第一回を見たときに書こうと思ったが、我慢して第二回まで見た感想を。おそらく当方と同じような年代は、大物役者陣のファン以外はこのドラマ、面白くないのではないか。
当方はどこか楽しめる要素が無いのか探しながら第二回まで見て、ようやく娯楽番組として楽しむことができた。ただし、まるでゲームを見ているようで少々疲れた。
これは結果の分かっているゲームの再現であると理解してみれば、十分に面白いドラマである。しかし、昔ながらの歴史ドラマとして楽しもうとするとその軽い描写に興味が減退する。
歴史ドラマというものは、やはり歴史の重さを感じさせてもらわなければつまらないのだ。例えばあの水戸黄門でさえ歴史ドラマとして楽しまれていたので、電線が映りこんでいたりするとクレームが放送局に届いたりしていた。
しかし、「どうする家康」では、面白さを追求した描写になっており、いくらその時代を見た人がいないと言ってもやりすぎの描写が多かった。若い人にはゲームあるいは漫画的であり楽しいかもしれないが、歴史ドラマについて一定のパラダイムを形成した頭脳の年代には「楽しめない」可能性がある。
当方は昨日見るつもりは無かったが、どこか面白いところは無いのか探す目的で我慢して見たところ、歴史ドラマという枠を取り払って娯楽番組として見たならば面白いことに気がついた。
CGなどをふんだんに使い、テンポよく(年寄りにはついていけないが)ゲームのように場面が変わる展開は、若い人に大いに楽しめる番組ではないのかと感じた。頭を若いモードに切り替えるとそこそこ面白い番組である。
これは、従来の科学的に実験を進める研究の方法と、データサイエンスを用いてヒューリスティックな解を得て実験を進める研究の方法との違いに似ている。
DXが進展し、コンピューター資源をほぼ無料で使える時代に従来のパラダイムで研究を進めている企業の研究者は時代遅れであり、データサイエンスを取り入れた方法を科学的と感じられるような研究者となることを求めているように今年の大河ドラマを感じたのである。
どうする技術者、と言いたいところだが、弊社で一日一万円の安価なコースを準備中なので安心してほしい。DX時代の技術開発が可能となるスキルを習得できるプログラムを近く公開予定です。
カテゴリー : 一般
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