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2023.03/19 未来予測(2)

あれから40年以上経った今、10年後のおおよその予測は多少当たる時代になった。今の会社起業時に10年後の予測を書いているが、ほぼ当たっている。


過去40年の急速な進歩がようやく緩やかな進歩となって、新たなイノベーションの準備期間になったのではないかと捉えている。


恐らく10数年後に新たなイノベーションの波が来るのだろうけれど、当分は心を落ち着かせることができる。かつて2年ごとに買い替えてきたPCが3年ごとになり、今は5年も買い替えていない。これには当方も驚いている。


今後10年の予測も行っているが、そこで重要なキーワードはデータサイエンスである。コロナ禍前にデータサイエンスの講座設置ブームが大学で起きており、その講座の卒業生が間もなく社会に出てくる。


ところで当方の社会人となる直前に情報工学の設置ブームがあり、同期には入学時には無かった情報工学科で学んだ新入社員がいた。多変量解析と言う言葉を知っていた。皆に理解させるほどの力量は無かったが、奥野先生の本が良書であることを知っていただけでも優秀である。


このような過去の体験と比較すると10年後にはデータサイエンスを実務で当たり前に使いこなしている社会が予測される。


ChatGPTが話題となっているように、AIは常識となり自分専用の目的別AIをPythonでプログラムしている時代になっているのかもしれない。


このような未来予測で重要なポイントは、かつてパソコンが一気に普及した時にOA機器を扱えない中年が大量にオフィスの邪魔者扱いされた時代があったことである。


すなわち、今Pythonやデータサイエンスを身に着けていない人たちは、近い将来実務で邪魔者扱いされる可能性がある、ということだ。邪魔者扱いならば、邪魔者として認識されていたが、AIが常識化するとデータサイエンスの理解できない中年は、その存在すら意識されなくなる可能性がある。


幸いなことに人出不足が騒がれているが、データサイエンスやPythonの普及でワークフローが効率的になり、人出不足が解消された時にPythonを身に着けていない中年は職場から消される運命となる。消し方は合法的に行われるだろうけれど、今から学びなおしで備えたい。

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