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2023.04/09 データサイエンスの普及

新入社員の研修で、タイヤの軽量化設計を1.5か月担当した。この時、多変量解析の威力を学んでいる。多変量解析は、日科技連が1970年代に発表した新QC7つ道具に含まれるスキルである。


研究所へ配属されて驚いたのは、多変量解析の手法が非科学的という考え方の研究者が多く、多変量解析や統計手法を用いて業務をしていた当方をバカにしてきた。割れ鐘のように大きな声で、仮説を設定して仕事を進めるのが常識だ、とからかわれた。


ゴム会社ではQC手法を業務に導入する活動があっても、研究所だけは従っていなかった。本部長まで、QC手法は現場の方法であって研究所の業務には無関係という立場であった。


そのような風土の中でデータサイエンスの可能性について研究していた。電気粘性流体の耐久性問題を主成分分析で解析したところ、データFDを会議前になると壊される業務妨害を受けるようになった。


研究所では、この事件を隠蔽化する方針となったので転職している。今ビッグデータの時代となり、マテリアルズインフォマティクスまで登場したので、研究者がデータサイエンスを非科学的と言っていたのでは時代遅れ、という状況になってきた。


かつて、非科学的とゴム会社で迫害を受けた時代を思うとデータサイエンスの普及がDXの影響であると痛切に感じる。5月にはその入門セミナーを開講します。

カテゴリー : 一般

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