2023.05/22 Python
プログラム言語はいろいろあるが、おそらくPythonは、今後20年間使われ続けるコンピューター用の言語ではないかと思っている。
30年近く前に登場した古い言語だが、BASICよりも使いやすい。BASICは、科学技術計算用のFORTRUNというプログラミング言語を初心者用に改良し登場したのだが、数値の扱いが単精度と倍精度に分かれているだけでも面倒だった。
Pythonでは、それを意識しなくても良いので助かる。またほとんどのコンピュータ言語がそうであるがお金の計算用の仕掛けもあるので、事務処理にも使える。
昔は、経理計算用に特化したプログラミング言語もあった。地球上で人類が話す言語の種類ほどではないが、それでもコンピューター言語の種類が大変多くなった。
当方は、これまで10種類前後の言語でプログラミング経験があるが、FORTRUN、BASIC、アセンブラー、Forth、Pascal、PIPSを8ビットコンピューターの時代に経験している。
16ビットの時代になり、dBASEⅡ、LATTICE C、MIWA C++、Borland C++、Boland Pardox、32ビットに移行後、MS C++、MS C#、そしてPythonである。
PIPSは簡易言語だが、Pythonには簡易言語的使いやすさがある。簡易言語的であるにもかかわらず、FORTRUN並みのことも可能だ。Pythonの計算精度に不満であれば、C++やC#との併用も可能となっている。
すなわち、Pythonでプログラミングできない部分をC++やC#で組みあげ、Pythonではそれらを呼び出して使う。
とにかく、スクリプト言語でありながら難しいこともできてしまうので、この30年間に多数のライブラリー資産が蓄積された。それらが無料で開放されているのだ。有料のライブラリーもあるが当方の仕事では無料で十分目的を達成できる。
パソコンの黎明期からコンピューターと人間との関係を組織の中で見てきたが、黎明期にはコンピューターなど部下の女性にやらせればよい、と言っていたおっさんが多くいたが、いまや社長でもパソコンを自分で操作している時代だ。
その他DXで様々な変化が雪崩のように起きているが、10年後プログラミング言語を自由に使える人が身の回りに溢れているのかもしれない。そのとき使われている言語がPythonと説明すればご理解できるか。
パソコンを使えないおっさんは絶滅危惧種と言われた時代があった。もうすぐPythonを使えないおっさんは絶滅危惧種と言われる時代が来るのかもしれない。
パソコンが登場した時におっさんは、パソコンなんてなぜ必要なのか、何に使用するのか、などと言っていた。今Pythonを何に使用するんだろうと、一瞬でも思った人は危ない、時代に乗り遅れている。小学校でもプログラミング教育が始まっているのだ。悩む前に弊社へご相談ください。
ちなみに、来週技術情報協会主催でPythonの超入門セミナーが開催される。有料だが、無料セミナーと異なり、参加者にはTMのプログラム例やパーコレーションのエンジン部分のプログラムが無料で配布される。
すなわち、その日に動特性でTM実験をやれたり、パーコレーションのシミュレーションができたりする人もいるかもしれないセミナーである。
カテゴリー : 一般
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