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2023.06/24 コンピューターで問題を解く

コンピューターを使って問題を解くことは、大型コンピューターの時代には専門家しかできなかった。それがマイコンの普及により、専門家以外でも可能となった。


ただし、誰でもそれが可能となったわけではなく、専門家以外の人の場合には、オタクとか呼ばれ一部の物好きか趣味人に限られた。日曜プログラマーなる言葉も普及し、コンピューター関係の雑誌が多数発刊された。


16ビットの時代にはCマガジンという特定の言語についての雑誌も刊行されている。しかし、Windowsが普及すると、次第にそれらの雑誌も廃刊になっていった。


日曜プログラマーがいなくなったわけではなく、オフィス系のソフトが普及し、例えばエクセルではビジュアルベーシックを立ち上げれただけでなく、ソルバーという仕掛けがアイコンとして用意され表計算機能も充実したので、実務家の誰でもコンピューターを使って問題を解けるようになった。


そして、学校教育でプログラミング教育の必要性が議論されるようになった。かくして数年前からプログラミング教育が始まったのだが、その子供たちが社会人となる前に生成系AIの時代になり、キーボードを叩ける人の誰もがコンピュータを利用して問題を解く時代になった。


生成系AIでは、ラブレターも書けてしまうのだ。かつては、悶々と一晩かけて、それでも満足できず、最初に紙くずとしたものを広げ、悩んでいた時代ははるか昔になった。

カテゴリー : 一般

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