活動報告

新着記事

カテゴリー

キーワード検索

2023.06/30 タグチメソッド

タグチメソッド(TM)のパラメータ設計手法を数理モデルとしてとらえることが可能である。故田口玄一先生は1950年代実験計画法の名手だった。


基本機能のロバストと制御因子との交絡をラテン方格を用いて評価する方法を編み出し、伊奈製陶のタイル歩留まり向上問題を解いている。


このとき面白いのは、トンネル炉の温度を制御せず、タイルの配合因子等を制御し問題解決している。すなわち、一見制御因子に見えるトンネル炉の温度ムラをノイズすなわち誤差因子としてとらえて問題解決したのだ。


この時には、ラテン方格の内側因子に信号因子も制御因子も配置し、その交絡を評価するパラメーター設計手法を用いたのだが、信号因子を外側に配置し、制御因子については主効果で評価する方が便利であることに気がつき、SN比を編み出している。


今では、パラメータ設計と言えば外側因子として誤差因子と信号因子を配置し、内側因子に制御因子を配置する動特性のSN比を用いる方法が一般的であるが、静特性のSN比というものもある。


望大特性や望小特性、望目特性などのsN比が用いられる。弊社ではTMを数理モデルとして扱い指導しています。数理モデルとすることで理解が容易になります。

カテゴリー : 一般

pagetop