2023.07/09 らんまん
NHKの朝ドラ「らんまん」は、ドラマの山場を迎えている。研究者牧野博士の訴えたかったことなのかもしれない。当方は実際にはもっと醜いことが起きていたのではないかと想像している。
一方で博士を助けた方々もおり、それが人間ドラマとして今後描かれる重要な部分だろう。当方も高純度SiCの研究で学位取得のお話を某国立大から頂いたときに、当方の反応速度論に関する研究に全く関わっていなかった助教授により当方のデータを勝手に論文として出される被害に遭っている。
その後学位審査に関わる教授から奨学寄付金を転職先の企業から持ってくるように言われ、社会人が学位取得するにあたり裏側の苦労を知り辞退している。
その後学会の懇親会である先生から学位取得について話題が出て、正直に一部始終をお話ししたところ、中部大学に無機高分子の講座があることを紹介され、そこで学位取得することになった。
この時、様々な方のご援助があり、学位論文も高純度SiCの反応速度論だけでなく、高分子の難燃化技術など当方がゴム会社で自ら企画研究した内容を盛り込んだ学位論文をまとめ上げることができた。
この時の経験かららんまんのこれからの展開を楽しみにしている。すなわち世の中には他人の成果を平気で自分の成果のようにする悪人もおれば、真摯に努力する人物を支援してくださる偉い方々もおられるのだ。
おそらく今後のらんまんの展開はその中で描かれる人間模様が物語の中心になるのだろうが竹夫と綾の行方も気になるところだ。実話では一度酒蔵は倒産し再生している。
カテゴリー : 一般
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