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2023.08/27 パーコレーションのセミナー

昨日高分子材料の電気特性について悩ましい問題、と書いたが、その理由は、現象を理解するための体系が、材料の用途で変化しているような錯覚をするためである。


公的機関のホームページにも誤った考え方が記載されていたりする。例えば「配合と物性が1:1で対応する材料設計」という考え方だ。残念ながら高分子材料ではこの考え方では材料開発が難しい。


セラミックスでも焼成温度で相変化する場合では、配合と物性は1:1で対応しないが、高分子材料では配合が同一でも物性が大きく異なる2種以上の材料が類似の製造条件でできる場合が多い。単なるばらつき(偏差)程度の物性の差異ではなく、同一配合でも明らかに異なる材料として捉えなければいけない。


例えばパーコレーション転移が生じる材料群であるが、パーコレーションを制御できるのか、と驚かれる材料技術者がいるかもしれないが、当方のセミナーを受講していただきたい。配合やプロセシングの組み合わせで制御できるのだ。


この問題については、Pythonによるシミュレーションを中心にしたセミナーと5時間当方の経験知を中心に構成したセミナーと2種類用意している。希望者は9月15日以降の日程でご希望の予定を第一希望から第三希望まで書いて申し込んでいただきたい。

カテゴリー : 一般 学会講習会情報

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