2023.12/05 Pythonのスキル
Pythonのスキルは、それを身に着けていることが常識となった。マイクロソフトが今年8月にエクセルに実装すると発表したことにもそれが示されている。
恐らくデータサイエンスの知識も来年には常識となっているのかもしれない。マテリアルズインフォマティクスがこの10年騒がれたが、たいして難しい方法ではない。
早い話が、データ中心に相関を見出し、試行錯誤で問題解決しましょ、という学問である。データ解析の方法には2通りの流儀がある。
一つは、昔ながらの科学の方法であり、もう一つは第三次AIブームで騒がれているマテリアルズインフォマティクス(MI)である。
MIは、何も新しい方法ではなく50年近く前から企業では新QC7つ道具の一つとして実行されてきた。この10年の新しい点は、AIを使う点であり、大した話ではない。
来年3月日本化学会春季年会では、当方が43年前にデータ解析した方法と最新のPythonプログラミングによる解析方法との比較を行い、43年前のアルゴリズムが優れていた、という結果を報告する。
当方は、40年近く前には、CでSiCスタッキングシミュレーターを開発している。そしてSiCのポリタイプの謎をそのプログラムで一部解明した。今ならば、マテリアルズインフォマティクスとして発表されていただろう。
また、今Pythonを使ったなら、多数のモジュールのおかげで、プログラミングも容易だったと思われる。昔は狭いメモリー空間ゆえにガベージコレクションのルーチンまで作らなければならなかった。
カテゴリー : 一般
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