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2024.02/05 パーコレーションで学ぶPython

第三次AIブームを支えているのはPythonの普及であり、その豊富なライブラリーを無料で利用できるというとんでもないプログラム環境にある。


MS-DOSの時代にLattice社のCを利用していたが、ライブラリー等はすべて有料だった。無料のライブラリーも秋葉原を歩くとCD媒体で入手可能だった。昔の秋葉原は今のようなアニメの聖地ではなく、ソフトからハードまで怪しげなパソコン部品の宝島状態だった。


このころ手に入れた珍品をここで披露しても良いが、Cの無料ライブラリーにもそれがあった。しかし、実用に耐えうるライブラリーは安くとも2万円以上したのである。


行列計算や数学関数、画面操作、ファイル操作ライブラリー等揃えると40万円ほどかかった。Lattice社のCはライフボートの扱いで20万円であった。すなわち、実務で活用しようと思うと60万円の出費が必要だった。


8bitパソコンを1セット揃えたときには80万円かかったが、16ビットパソコンにCの処理系を揃えたら100万円の時代になっていた。


研究所では材料開発担当であり、これらソフトウェアーは自腹で購入しなければいけなかった。仕事で必要でも上司が認めてくれなかったからである。当時の研究所はコンピューターで問題を解いていると遊んでいると評価された時代だった。だから、新入社員時代にローンの保証人の印を押してくれた上司には、不思議な感謝の気持ちになる。


30年続いた高純度SiCの事業テーマを認めてもらうのが精いっぱいだった。しかし、今やPythonなら無料で業務のDXを上司に気にすることなくできる。


「パーコレーションで学ぶPython」は、そのヒントのセミナーである。Pythonのマルチパラダイムの世界をプログラミング初心者にも分かり易く説明しているだけでなく、自分の業務にどのようにPythonを活かしたらよいのかも説明している(注)。


DXの流れに乗り遅れたら将来が無い若い技術者に是非受講してほしいセミナーです。リスキリング目的の場合にはご相談ください。受講は休日となりますが特別価格で提供いたします。


(注)プログラムは、コロナ禍初期に話題となった8割おじさんがやられていたような数値シミュレーションではない。コンピューターの中で実験を行うシミュレーションである。長年コンピュータを使ってどのように問題を解いたら良いのか考えてきた。バカとはさみは使いよう、と言われた言葉をもじって、コンピューターとバカは使いようだ、と言われたりした時代があったが、今は人類の生活必需品となっている。しかし、問題解決の世界でコンピューターをうまく使えているかどうかは、疑問符がつく。弊社のPython関係のセミナーは、問題解決でうまく使うためのヒントとなる内容で、単なる入門セミナーではない。

カテゴリー : 一般

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