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2024.03/29 データサイエンスは科学か?

第3次AIブームでデータサイエンスにより技術開発を行う企業が増えてきた。当方はゴム会社に入社以来半世紀近くデータサイエンスを技術開発に応用し迅速な技術開発を実践してきて、反感を買い転職している。


科学では否定された電気粘性流体の耐久性問題をデータサイエンスで解決したところ、FDを壊されるなどとんでもない妨害を受け、それを研究所リーダーが隠蔽化するというので、やむなく転職した。


当時は、データサイエンスを用いた問題解決法は、新QC7つ道具には採用されていたが、研究者の間では非科学的とされた。すなわち、今材料開発で普及してきたマテリアルズ・インフォマティクスは非科学的な手法なのだ。


アカデミアではこの手法によるデータマイニングを正当化するために新帰納法などとごまかしている輩もいる。少なくとも1990年ごろまで科学と見なされていなかったことをあたかも科学のように装っているのが今のマテリアルズ・インフォマティクスである。


弊社ではデータサイエンスによる問題解決法を科学的方法などと偽って指導していない。むしろ非科学的手法ゆえにトランスサイエンス時代の問題解決法として推奨されるとしている。


すなわち、電気粘性流体の耐久性問題のように科学で解けない問題において威力を発揮する。トランスサイエンスをデータサイエンスで解いて答えを得た後、その答えについて科学的な理論を導けばそれは立派な科学の成果となる。


21世紀初めにそのような手法でノーベル賞も生まれている。詳細については弊社に問い合わせていただきたい。弊社ではタグチメソッドをはじめマテリアルズ・インフォマティクスについて半世紀近くの経験知をもとにご指導いたします。

カテゴリー : 一般

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