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2024.05/04 科学と技術と芸術と(2)

技術に限って言えば、データマイニグをいつから始めたのか不明確である。テルマエロマエという映画では、現代のウオシュレット付き水洗トイレをローマの時代に再現している。


映画で見たときに最初大笑いしたが、あり得る話に思えたので、なるほどとそのあと感心している。機能を再現するのが技術であれば、映画の世界は技術の歴史を描き出している。


モノを作る時には寸法を測っただろうから、データを取得する行為はエジプトのピラミッド建設の時代にさかのぼる。日時計がどのような発想から生まれたのか不明だが、それで時を刻める発想に至るまでデータを集めて考えたであろうことを想像するのは楽しい。


科学はせいぜいこの300年程度の歴史しかないが、技術ははるか昔から、それこそ人間とサルの違いが技術を生み出せるかどうかだったかもしれない。しかし、サルでも高い木の上のバナナを取るのに棒を使う工夫をすると言われると、技術を生み出すことが人間だけの特技ではなくなってくる。


クルミの殻を割るのに自動車を使うカラスの映像を見せられた時には、「カラスよお前もか」とぼうぜんとした。技術はカラスでさえ生み出すことができるのだ。


それでは、芸術をカラスが鑑賞できるのかどうか知らないが、科学や技術と異なり、芸術を生み出すためには美という抽象的なオブジェクトに対して知が反応しなければ成立しない分野である。


当方は謝罪するサルを見たことはあるが、まだ芸術を生み出すサルの話を聞いたことが無い。恐らく芸術は人間だけのスキルかもしれない。それで、アルタミラの壁画とか古代人の芸術の発見が話題となったりする。


技術と芸術、それに科学の起源をいろいろ考えてみると、技術を創造する活動というものが動物の本能の一つのように思えてくるのは当方だけだろうか。

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