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2024.05/17 トランスサイエンス時代の技術開発

日本でセラミックスフィーバーが吹き荒れた1980年代に、アメリカではトランスサイエンスという言葉が生まれている。ところがバブル期の日本では、これがうまく伝わらず、セレンディピティーという言葉だけ広がった。


セレンディピティーは犬も歩けば棒にあたる的意味だ、と科学的な視点の技術開発で遅れていたセラミックス分野の技術開発を揶揄するような意味で受け取られた。


アメリカで問題とした点は、「科学で問うことができても、科学で解けない問題」が増えてきたことに対する警鐘である。ところが日本ではこの重要な意味がうまく伝わらず、ようやく最近話題になり始めた。


弊社では創業時よりこの問題に取り組んできた。例えば5月28日に開催される日刊工業新聞社主催のセミナー( https://corp.nikkan.co.jp/seminars/view/7148 )では、経験知による対応でどこまで問題解決できるのか、解説している。


単なる高分子材料に関するセミナーではないのだ。トランスサイエンスの問題をどのように解決したらよいのか、という問題解決法の視点でセミナーを構成している。


弊社が提供するセミナーは、皆このような視点で、アカデミアの先生が行う形式知のセミナーと大きく異なるトランスサイエンス時代のセミナーである。

カテゴリー : 一般

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