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2024.05/31 AI時代の技術者

恐らく、AIは益々進歩し、その社会実装が進むだろう。これは、誰も否定できない未来予測に違いない。そして、1世紀後の未来に技術者は何を思うのだろうか。

科学が誕生した時に、やはり同様のことを人類は考えた。ただし、その時人類は科学という哲学に明るい未来を描いていたに違いない。そして過去の人類の営みを否定し葬り去るようなことをしてきた。

マッハは、ニュートンさえも非科学的とし、新たな力学の体系を作り上げ、それが基になった材料力学により今我々は、恩恵を受けている。しかし、そのマッハ力学でもすべての材料の破壊現象を説明できず、Griffithがマッハの死後5年経ってから新たな力学を提案している。

金属材料やセラミックス材料の技術者がその恩恵を受けている線形破壊力学がそれであるが、残念ながら高分子材料技術者は利用すべき科学的な体系が無いという理由でその恩恵を受けられずにいる。

一方で、科学以前の人類の営みを研究し、学び、過去の人類の思考方法を進歩させた技術者は、科学と同様に活用し、その分野で成果を出してきた。すなわち、非科学的な方法で発想し問題解決を行うことで、他の技術者が解決できなかった分野を進歩させてきた。

例えば、「東レxカオス混合」と「倉地x転写ベルト」の二つのキーワードで特許検索していただきたい。そして、過去の活動報告をご一読し、納得していただきたい。転写ベルトのコンパウンディングにはカス混合装置を取り付けた二軸混練機を使用している。

これ以上はお問い合わせいただきたいが、イノベーションがどのように起きるのか、という公開事例である。東レは、高度な科学技術で運営されている日本を代表する組織である。

科学という哲学の社会実装が産業革命のスピードを加速し、現在のイノベーションへつながっていることを理解できると、AIがやはり同様の効果を社会に引き起こすのではないかと未来予測として「期待」できる。

・(明日へ続く。6月度に弊社で行うセミナーでも解説します。)

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