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2024.07/08 何故トップを目指すのか

トップを目指していたコンピューター開発の国家プロジェクト予算について、「2番でダメですか」と言っていた国会議員がいた。このような見識の国会議員を選ぶようでは、国家は益々沈滞する。技術開発は、いつでもトップを目指さなければいけないのである。


写真会社へ転職した時に、「ライバルのおこぼれの技術開発をしていてはだめだ」とはっぱをかけていたCTOがいたが、当方が配属された部署では、ライバルの特許抜けの技術開発をやっていた。


もう事業として行われていない技術だったので、先日のブリードアウトのセミナーで問題解決事例としてお話ししたが、ライバルを凌駕する技術目標を設定して、初めて問題解決できた、という事例である。


技術開発には、面白い側面があり、高い目標設定だから難しい、とはならないのだ。予期せぬ技術課題が出てきても、低い目標のために諦めきれず、逆に解決を難しくする場合がある。


高い目標に設定すれば、チャレンジするため必死でアイデアを練り、その結果、易しい技術開発となる場合が多い。アイデアを練る段階が最も苦しいのだ。


あたりまえのことを書く。「トップをあきらめて技術開発を行えば、トップには絶対になれない」のである。技術開発は、2番を狙ってするものではない。


これが技術開発だけではないことが、昨日示された。現職優位の都知事選に2番を目指して立候補した人物が、2番にもなれなかったのである。なれるかどうか不明でもトップを目指す、これは技術開発以外でも重要である。


都知事に当選した人物は、「一人しか卒業生がいなかったから首席卒業」、とちゃっかり述べている。だれもいない領域を狙うのもトップを狙う技術開発である。

カテゴリー : 一般

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