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2024.07/21 プレッシャー

選手に責任を押し付けた体操協会の今回の不祥事は、直前の内部通報( https://news.yahoo.co.jp/articles/1d891bebb4b4b6162a8978cbd7db6843b3124461 )だったらしい。


また、順天堂大学の昨日発表された声明文を読むと、事前に大学側が知っていたような文面になっている。


これが何を意味するのかは明白であり、これ以上述べないが、参加を辞退した選手は、体操協会の発表ではプレッシャーから飲酒と喫煙をしたという。そして、プレッシャーについてはコーチも了解していたという。


益々無責任な体操協会の実体が明らかにされたが、コーチも了解していた悩みを解決せず、主将に任命する大きなミスを犯している。


選手のプレッシャーをどのように緩和するのかは、コーチングスキルの一つである。すなわち、コーチングスキルを習得していないコーチならば、選手はプレッシャーを重ねることとなる。


スキルを学んだコーチならば選手に寄り添い、そのプレッシャーをうまく緩和するだけでなく、成長へとつなげてゆく。ゴム会社の12年間は、上司が準備した工場試作に成功したと思ったら始末書、楽しく仕事をしておれば「趣味で仕事をするな」と叱られた。


挙句の果ては会議前になるとFDを壊されるなど様々な管理職からプレッシャーをかけられた毎日だった。FD事件はプレッシャーを越えて犯罪であり、同僚含め3人がそのとき転職している。


このような風土のプレッシャーに潰されない技を指南してくれたのは、混練の神様と呼びたくなる大変優秀でありながら、昇進が遅れていた指導社員である。3カ月の間に、研究所の風土がどれだけ不健全なのか、その中でどのように自己実現を行ってゆくのか小技を教えてくださった。


にわかに信じがたかったが、指導社員が代わってからの毎日は、その不健全な風土に晒されることとなった。会社のOA委員としての業務を行うためにパソコンが必要になった。


OA委員長だった上司が、その時80万円のローンの保証人になってくれたのは今となっては感謝しているが、その返済のために給与が毎月手取り1万円以下となり、日々の生活も困窮した。


独身寮の生活だったので食事には困らなかったが、書籍の購入代も無く、どのように勉強を進めるのか悩んだ。上司から「専門書ぐらい自前で買え」とプレッシャーをかけられてもその原資が無くなったのである。


しかし、会社の図書室担当者は親切だった。希望図書を申請すると優先購入して図書室に並べてくれた。これは指導社員から授かった知恵である。


これ以外にも多くの合法的裏技を教えていただいたが、このような裏技はプレッシャー回避の小技となった。プレッシャーは精神的なものであるが、日々の生活の対処の仕方でそれを緩和することが可能である。体操協会は若い人に酒やたばこを禁止するだけではなく、健全な小技を指導すべきだろう。

カテゴリー : 一般

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