2024.08/16 コンピューターで問題を解く(3)
コロナ禍で話題となった8割おじさんのクラスター理論は、浸透理論(パーコレーション転移の理論)の一種であり、1950年頃その原型が生まれている。
当時、サイト問題とボンド問題が議論され、それぞれの解法でパーコレーションの閾値の異なることが問題とされた。カリフォルニアの山火事の議論から生まれたパーコレーションだが、数式で議論すると結構難解である。
難解なだけでなく、その理解ができたところで、材料設計に応用するときにはさらに頭を使うことになる。企業内のプレゼンテーションで説明に使うには不適である。
8割おじさんは一生懸命説明されていたが、国民はその説明に納得したのではなく、コロナウィルスの恐怖の前に信じるより仕方が無かったのである。理論を理解して行動したのではなく、怖いから従っただけである。
しかし、もう死ぬ確率は下がり、老人以外は死なないと理解した若者たちは、8割おじさんの説明を理解しておれば7月8月は恐怖月間だったと気づいたはずなのに、マスクもせずに遊んでいる。
その結果、熱中症なのかコロナなのか分からない状態で病院に運ばれる。年寄りは少しの病気でも怖くて病院に行けなくなる。9月末に開催される再生材に関する国際会議で招待講演者となっているので収まってくれると良いが。
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とりあえず有料の予防接種を打ちに行く予定でいる。10月過ぎれば老人は無料になるが、これだけコロナが流行していると、早めに打っておこうという心理になる。
カテゴリー : 一般
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