2024.10/16 中国の再生材に関する国際会議(4)
フォーラムのコーヒーブレークの時間に併設された再生材製造機器メーカーと再生材メーカーによる50社以上の展示を見ることができた。しかし、会場は満員だったため、27日の早朝に見学している。
驚いたのは、金属からプラスチックまで再生材を製造するプロセス技術は中国国内で完結しており、PETボトルのリサイクル材製造プラントも販売していた。これら各機器の外観から日本メーカーの設備と同等以上の性能を発揮するのではないかと推測している。
例えば、PETボトルのリサイクル材製造プロセスは、日本で一般的に行われているプール式ではなく、タンクを並べた流動層式プロセスであり、全体にコンパクトに設計されている。
設備の断面説明を見ると、設置面積を小さくする工夫がなされ、独自の技術が開発されているのではないか。
再生プラスチックメーカーの中には、廃プラスチックの回収から再生プラスチックの製造まで手掛けているメーカーも存在していた。
今日本では、廃材回収業者による再生プラスチック生産が立ち上がり始めたところであり、中国におけるこの分野の企業の技術レベルは日本よりも高い可能性がある。
カテゴリー : 一般
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