2024.10/24 スピーカー
オーディオ市場が壊滅状態になったと思っていたが、JBLやBOSEは高級自動車用ステレオ分野で生き残っている。すなわち、存在感のあるブランドとして生き残っているだけでなく、エンジニアリングサービスを事業として行っているようだ。
その内容の詳細は知らないが、アメリカの大学の研究室から誕生したBOSEならば高度なサービスだろう。日本では、ONKYOとかパイオニアといったスピーカーで名をはせた総合オーディオメーカーはすでに無く、寂しい限りである。
少し良いスピーカを購入しようとすると今の時代ならば20万円以上の出費となる。50年以上前のテクノロジーの塊が、先端技術の塊である携帯電話より高いのである。
産業革命の総仕上げの時代と言われている。このような製品価格とテクノロジーとの関係が無いように錯覚する時代が次の時代の特徴のような気がしている。
宝飾品がすでにそうなっていた、とか芸術作品などは、という意見が出そうであるが、20万円のスピーカーは宝飾品でもなく、芸術品でもない。20年前ならば4-5万円の「工業」製品である。
この20年間物価はそれほど上がっていないので、工業製品が4倍になったととらえることができる。おそらく、次の時代はこのような工業製品が多数生まれてくるのだろう。
弊社では、このような視点で新たな事業企画を幾つか用意しています。ご興味のあるかたはお問い合わせください。
カテゴリー : 一般
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