活動報告

新着記事

カテゴリー

キーワード検索

2024.12/25 NH統合勝算の可能性

日産とホンダの統合が発表され様々な立場の人が、どちらかと言えばマイナス方向の見解を述べられている。元社長ゴーンに至っては、意味が無く日産は三流の会社になる、とまで述べている。


ただ、自動車という商品から統合効果を見たときに、今回は面白いシナジー効果が生まれる可能性がある。意外と評価されていないのが日産の電気自動車周辺技術である。


特許を調べていただくとわかるが、ホンダには大きなプラスとなる特許がいくつか存在する。すなわち、CASEの領域では、日産に救われるホンダ、という構図になっている。


しかし、EVへ移行する途中では、既に報じられているように日産のePowerは日本だけで評価された技術であり、欧米ではホンダのハイブリッド技術のほうが高く評価されている。


しかし、日産のePowerで開発された世界初で唯一のVCターボエンジンは、ホンダのハイブリッドに使用でき、トヨタを凌ぐ熱効率の高いハイブリッドエンジンを開発可能である。


その他、技術の対応表を作成してみると、世間が言うほどに悪い統合ではなく、世界最強の自動車技術を持った会社が出現する可能性がある。


また、あまり知られていないが日産にはセラミックスフィーバーの時に開発された自動車用小型高効率ガスタービンエンジン技術がある。バットマンカーのようなePowerカーを期待したい。ガソリン代替燃料を使用可能となる環境対応エンジンである。


技術の視点で特許や過去に発表されたニュースを改めて読んでみると、今回の統合により、世界最強の自動車メーカーというシナリオが見えてくる。

カテゴリー : 一般

pagetop