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2025.01/17 暗黙知(7)

神や仏について若い時は、いい加減だった。日本人は多神教と習ったが、当方は窮地に陥ると神ならだれでもよいから助けて欲しい、とお願いしていた。


一応神様の存在を認めているためだが、それを仏教として意識するようになったのは、両親や兄が亡くなり、仏壇を我が家に置いてからである。


しかし、初詣は一駅歩いて天祖神社へ行く。仏教を意識しつつ神道にもお願いをする二刀流になった。何かあればどちらかの神様が助けてくれるのだろうと期待をしているが、大谷派の僧侶が教えてくれたように日々仏さまにお祈りし誠実に生きているだけである。


面白いのは、ドラッカーも同じようなことを述べている。社長は誠実でなければ勤まらない、と。日本のGDPが上がらないのは不誠実な社長が多いからと説明したくなる言葉である。


例えば日産の社長は利益が激減してもトヨタの社長並みの給与である。世間には半減したと宣言しているが、ゴーン時代に日本一給与の高い自動車会社となっている。給与を半分にしても3億円近くもらっているのだ。


少し話がそれたが、誠実に生きることが難しくなった世の中である。そもそも誠実真摯に生きるとは何か、それは誠実さというものについて暗黙知の理解が無い限り難しい。


Wikipediaによれば、誠実性とは、注意深く、勤勉であるという性格の特徴と書かれている。当方はこのように勤め生きてきたが、年とともに暗黙知の蓄積とその経験知への展開が意識されるようになった。


暗黙知とは何かは不明だが、ヒューリスティックに問題解決できる速度は、年とともに早くなっているような気がする。それがどこから出てくるのかわからないが。


もし、ボケを感じたならば、暗黙知の刺激を試してみるとよい。もっとも当方も暗黙知が何なのかわからないから、日々勤勉に励んでいるのだが。

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