2025.02/20 オーディオスピーカー
表題は死語かもしれないが、昔オーディオブームがあり、音楽を聴くために最適なスピーカーをオーディオスピーカーと呼んでいた。当時はひどいスピーカーもあったのでこのような呼び方も意味があった。
しかし、最近はTVの音も良くなって、わざわざオーディオスピーカーを立ち上げなくても良くなった。しかし、良くなったと言っても、我が家のオーディオスピーカーのほうが良いので、聞き比べると違いがあるが、わずかである。
日常はTVのスピーカーで音を聞いているが、音楽についてはわざわざステレオ装置を立ち上げオーディオスピーカーからTVの音を聞いている。
TVの内蔵アンプはデジタルアンプなのでTV内蔵スピーカーでもSN比の良い音を聞けるのだが、音像表現は、オーディオスピーカーが勝っている。TV出力からアナログアンプを通していても、ソロバイオリンはソロバイオリンとしてくっきりとその音像が描かれる。
「題名のない音楽会」はこうして視聴しているのだが、最近オーディオスピーカーの音が劣化しているように感じ、代わりのスピーカーを探しているのだが、大変高価である。
自動車1台購入できてしまうような値段であり、驚いている。ネットを調べていると、最近キットスピーカーやオリジナルスピーカーを個人で販売している例が多い。
この動向について思わず納得したのが、音工房Zというスピーカービルダーの視聴会に参加した経験である。自動車1台の価格のスピーカーと比較視聴しても遜色のない音で数万円のキットが用意されている。
自分で作らなければいけないので面倒だが、実際に作って聞くと良い音である。コロナ禍が始まる直前の視聴会で聞いたキットを購入し、6年ほど聴いてきたが、このオーディオスピーカーと比較し、自宅のオーディオスピーカーの音が劣化してきたことに気がついた。
30年近く使ってきたので劣化していてもおかしくない。しかし、そのために車1台分の投資を考えなければいけないところに疑問を感じてしまう。
耳の劣化もあり10kHz以上の音はまともに聞こえていない。ただ感じているだけである。ゆえに100kHzまでスペックに書いてあっても、視聴してみると無駄なスペックであることにがっかりする。オーディオ市場が無くなったのも理解できる。
カテゴリー : 一般
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