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2025.02/23 HとNの経営統合に見る日本の会社

ホンダと日産の経営統合は失敗に終わった。この件について、未だ多くの批評がインターネットに溢れており、主に日産の行く末を心配する声は多い。かつて、カローラとサニー、コロナとブルーバードに代表される大衆車の競争をトヨタと行っていた日産である。


トヨタのように百貨店的車開発をおこなわず、と日産が意思決定をし、グローバル化を進めたあたりからおかしくなった。バブルがはじけ、倒産寸前となってルノーの子会社になったのである。


親会社よりも子会社の規模が大きく、不釣り合いな経営統合だが、V字回復しうまく進んでいた。しかし、これはうわべだけだった。ゴーンが会社を私物化し始めて、その結果が現在である。


バブル崩壊後の日産の経営状況について、多くの人が批評を書いているのでそちらを読んでいただきたいが、それを読んで、日本企業の多くが日産的な悪い面を抱えているのではないか、反省する必要は無いか。


経営統合の失敗は、日産が一方的に悪いわけではない。ホンダも日本経済のために火中の栗を拾い上げる気概が欲しかった。いきなり子会社化を持ちだしたら、日産がNo.というのは、日本人なら誰でも予想できたのではないか。


この意味で、ホンダの経営陣も実は問題なのである。経営統合の失敗で大きなものは、住友化学と三井化学のケースがある。逆に成功したのは、コニカとミノルタの例があるが、最近経営状態は悪い。DXの進展についていけない会社になっている。


カテゴリー : 一般

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