2025.02/25 リーダー育成の重要性
「兵庫県・斎藤元彦知事のパワハラ疑惑で関心が高まった「公益通報」。全国でトラブルが絶えないといい、公益通報者保護法で守られるはずの通報者が解雇されたケースも。」というMBSNEWS(2/22配信)があった。
日本に限らず組織の内部告発者は、社会からあまりよい目で見られない。しかし、それでも内部告発する人は、少しでも良い社会になることを願っているのだ。ただ私怨による反撃のためだけの動機では、周囲の支持も得られない。
公益通報制度よりも、良いリーダーを育成することに組織は力を注いだ方が組織問題解決に効率が上がる。しかし、これが難しいのでドラッカーは誠実真摯な人を選べと述べている。
また、働くときには誠実真摯に自己実現に励め、と述べている。誠実真摯が基本であるが、なかなかこれも難しいのが日本の組織であるが、誠実真摯に自己実現に励め、というのは誰もが実践した方が良い。
ゴム会社の研究所でいろいろひどい目にあったが、誠実真摯に自己実現に努め、高純度SiCの半導体治工具事業を立ち上げることができ、これは今でも愛知県にある(株)MARUWAで継承されている。
また、来月はゴム協会のシンポジウムで招待講演者として、DX時代の配合技術について講演する機会を得た。ゴム会社の研究所では耐えに耐えたが命が危険になるような出来事があり、また同僚2人もその状況をみて転職したので当方も転職している。
当時は内部通報制度など無かったので、高純度SiC半導体治工具事業を立ち上げながらも転職する以外に選ぶ道は無かった。しかし、誠実真摯な自己実現に努めていたおかげで、写真会社では部長まで昇進させていただいた。
それだけでなく、ゴム会社の新入社員時代に教えていただいたカオス混合技術の実用化プラントを3か月で立ち上げる機会を得た。誠実真摯な努力が報われるためには長い年月がかかるが、良いリーダーによる組織変革はそれよりも効率が高い。良いリーダーを選べるよう組織は努力するべきだろう。
カテゴリー : 一般
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