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2025.03/19 大人になって役立った科目

昨日表題の記事を見つけた。3位は英語で2位は国語、1位は算数あるいは数学だという。あまりにも当たり前の答えでがっかりした。もしそうでなければ義務教育期間が無駄だったことになる。


しかし、これはある意味つまらない結果であって、音楽とか体育、図工などがトップに来るぐらいの授業を義務教育でやってほしい。当方は時代背景もあり、家庭では音楽の無い時代で、学校で習った音楽体験が人生で貴重だった。


もっとも楽しい思い出ではない。しかし、ここに書けないような思い出なので、役立ったのである。小学校の高学年の時に母親は女学校時代の友人の娘様が音大の先生をやっているとかで本格的なボイストレーニングの機会を得ている。


また、父親はボーナスをはたいて、コロンビアの卓上ステレオを買い込んできた。このとき、我が家は一度に音楽が溢れる家庭になった。


もっとも小学校から中学卒業まで音楽の評価は5であり、親が慌てた理由が成績が下がるといけない、という理由だった。算数や国語でもないのに、両親は教育熱心だった。おかげで中学校まではすべて5という成績だった。


当時はこれが良い成績だという自覚は無かったが、受験校に入学して、それを維持していた義務教育の時代を懐かしく思った。もっとも高校時代は素点しか通知表に記載されていなかったが、その素点からおおよその成績を理解できた。


結局当方にとって大人になって役立った科目は音楽であり、およそその才能の無かった当方にとって音楽の授業はギターが趣味となるきっかけになっていた。


趣味がギターだからといってギターが上手に弾けるわけではない。いつまでたっても「禁じられた遊び」以外弾けないのだが、下手なギターを練習するたびに、いろいろと気づきがある。


これが年を重ねるきっかけとなっている。年齢とともに自ら反省する機会の少なくなる難しさをご存知の方には理解していただける思う。孔子は40にして惑わず、と言っていたが、死ぬまで惑い、認知症を予防しなければいけない時代になった。

カテゴリー : 一般

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