2025.03/21 電気粘性流体の問題(1)
ゴム会社で30年ほど前にテストマーケティングされた電気粘性流体は、70年ほど前にウィンズローにより発見された新素材の実用化の成功だった。この材料の実用化技術を短期間に開発したために当方はゴム会社で高純度SiC半導体治工具事業を立ち上げながら、転職しなければいけなくなった。
アメリカのタイヤ会社を買収し、リストラの最中だったので問題とされず、殺人も起きたかもしれない研究の妨害事件は隠蔽化された。
U本部長から交代したI本部長が事件を隠蔽化したのでエスカレートして3人が退職(注)する事態までなったのだが、発端は電気粘性流体でデバイスを組み上げるときに使用するゴムからブリードアウトする物質により、電気粘性流体が失活する問題を一晩で解決したことである。
先日のシンポジウムでデータサイエンスを用いて解決したことを発表したが、DXとリストラとが複雑に絡み合って進行しとんでもない事件が起きた、と説明している。
当時の研究所では、たとえ実用化できるように問題解決できたとしても、非科学的方法は排除されたのである。データサイエンスで見出された界面活性剤さえも第三成分と呼べ、と歪曲された。これは科学を指向しているにもかかわらず矛盾した行動である。
パワハラはじめ各種ハラスメントが常態化していた研究所の出来事だが、この事件が起きる前には、当方の管理していた3000万円の電気炉が当方の許可なく廃棄される事件まで起きている。その後、隠蔽化できず新聞に載るような大事件が起きる序章のような出来事が研究所で始まっていた。
兵庫県知事のパワハラが問題となっているが、このような組織内の問題について、発覚したならばすぐに対応しなければ、被害者の心の傷は癒されず、トラウマとして残る。あるいは、被害者はトラウマを解決できず自殺するかもしれない。
兵庫県知事の問題では実際に自殺者が出ているが、このような事件では被害者は頑張って生きて告発していただきたい。加害者は権力を背景に反省などしないのである。
(注)以前書いているが、写真会社へ転職後、先に転職したT君と偶然福井大学で再開し、当方は福井大学客員教授に推薦されている。人生とは不思議である。誠実真摯に生きることが大切だ。
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